低糖質パンはどこで買う?コンビニや通販で買えるおすすめの低糖質パンとは
あなたは低糖質パンをどこで購入しているでしょうか?
最近は糖質制限ダイエットが流行っていることもあり、低糖質パンを販売しているお店はたくさんありますよね。
今やパン専門店まで行かなくても、コンビニや通販で低糖質パンを買うことが出来ます。
ではコンビニや通販で買うことのできる低糖質パンにはどんなものがあるでしょうか?
今回はパン職人の目線でおすすめできる低糖質パンの中から、コンビニや通販で買うことのできるものを紹介していきますね。
コンビニや通販で買えるおすすめの低糖質パン4選
1.ローソン「ブランパン」
ローソンが販売する低糖質パンが「ブランパン」シリーズです。
プレーンなブランパンの糖質量は1個当たり2.2gと非常に抑えられています。
ちなみに「日本食品標準成分表 2015」に記載されているロールパン(30g)の糖質量は14.0gなので、なんと約1/7に抑えているということになります。すごいですね!
ブランパンシリーズにはいろんな種類があるのも魅力的です。
シンプルな食事パンだけでなく、総菜パンや菓子パンもあるので、どうしても総菜パンや菓子パンが食べたくなったらローソンに行くのもいいかもしれませんね。
パン職人目線で言わせてもらうと、ブランとは小麦の「ふすま」の部分であり、ふすまにはパンが膨らむのに必要な「グルテン」の元になるたんぱく質が含まれていません。
つまりブランを配合すればするほどパンは膨らまなくなるんですよね。
なのでブランパンは良く言えばもちもちとした、悪く言えば硬い食感になりやすいです。
これはローソンのブランパンに限ったことではありませんが、知っておくとがっかりせずに済むと思います。
ただ、もちもちとした食感によって食べる際の咀嚼回数が増え、満腹感を感じやすくなるのでダイエットには向いているといえるでしょう。
2.Pasco「低糖質パンシリーズ」
「超熟」でおなじみのPascoが販売する低糖質パンがこちらです。
こちらのシリーズのプレーンなロールパンである「低糖質ブレッドブラン」は糖質量が1個当たり11.7gとなっています。
「日本食品標準成分表 2015」に記載されている一般的な配合のロールパンよりも100gあたりの糖質量が40%抑えられているようです。
先ほどのローソンのブランパンと比べるとパン1個当たりの糖質量は多く感じますね。
糖質量が多いということはそれだけ小麦粉や砂糖の配合量が多いということになります。
これだけ聞くと先ほどのローソンのブランパンの方が優れているように感じるかもしれません。
しかし、小麦粉や砂糖の配合量が多ければふわふわ感やしっとり感を出しやすくなるので、そういった食感が好みであればこちらのパンの方が合うかもしれません。
また、ブランパンを始めて食べる方やブランパンを食べ慣れていない方の場合はこちらの低糖質パンの方が食べやすく感じるでしょう。
3.シャトレーゼ「糖質85%カットのテーブルロール」
こちらは洋菓子や和菓子、アイスの販売で有名なシャトレーゼが販売する低糖質パンです。
この「糖質85%カットのテーブルロール」は糖質量が1個当たり2.6gとなっており、ローソンのブランパン並みに糖質量が少ないです。
さらに「日本食品標準成分表 2015」に記載されている一般的な配合のロールパンよりも100gあたりの糖質量が85%抑えられているようです。
プレーンなテーブルロールなので、毎日の朝食用パンとして非常に適していると私は思います。
また、シャトレーゼには低糖質シリーズとして「糖質86%カットのテーブルロールベーコンペッパー(1個当たり糖質2.7g)」や「糖質83%カットのピザマルゲリータ(1個当たり糖質5.1g)」、「糖質85%カットのピザ5種のチーズ(1個当たり糖質4.1g)」があり、バラエティ豊かです。
シャトレーゼの低糖質パンの大きな魅力の一つに通販で買えるところがあります。
通販で購入すればわざわざ買いに行く手間が省けますし、市販の低糖質パンは必ず店頭に並んでいるとは限りませんが通販なら買いそびれることもありません。
冷凍で届くので、食べない分はそのまま冷凍しておけば日持ちするのも嬉しいですね。
難点は10,800円以上買わないと送料がかかってしまうところです。
個人で一度に10,800円の買い物をすることはあまりないでしょうから、友達やご近所の方とまとめて買うなどの工夫ができればお得に買うことが出来ますね。
4.オーマイパン「低糖質ふすま粉パン」
今まで挙げた3種の販売店(メーカー)とは異なり、こちらのオーマイパンは大分県で学校給食用のパンを作り続けている地域密着型のパン屋さんです。
そんなオーマイパンが販売する「低糖質ふすま粉パン」は1個当たりの糖質量が2.7gとなっており、ローソンのブランパン、シャトレーゼの糖質85%カットのテーブルロールに次いで少ない糖質量になっています。
ただ、この低糖質ふすま粉パンは1個当たりの重量が50gあるので、サイズとしては普通のコッペパンくらいの大きさがあります。
ですからグラム当たりの糖質量で考えると少ないんですよね。
その証拠にシャトレーゼの糖質85%カットのテーブルロールが糖質85%カットなのに対し、こちらの低糖質ふすま粉パンは糖質88%カットとなっています。
その他のうれしいポイントとしてはこのパンがコッペパンの形をしているところです。
パン職人目線で言うと、コッペパンというのは万能のパンで、間に挟む具材を変えることで総菜パンにも菓子パンにもすることが出来ます。
もしホットサンドメーカーをお持ちなら間にチーズやハム、野菜をサンドして焼けばパニーニだって作れます。
更に言わせてもらうと、こちらのオーマイパンは一つ一つ手作業で製造しているとの事で、やはり安心感や特別感を感じますね。
オーマイパンのサイトではパン作りに対するこだわりや思いを感じ取ることができるので、興味があればぜひチェックしてみて下さいね。
低糖質パンは本当にダイエットに効果ある?普通のパンとのカロリーの違いは?
低糖質パンとはその名の通り糖質が普通のパンと比べて少ないパンのことです。
砂糖の量が少ないんだから普段食べているパンと低糖質パンを置き換えればダイエットに効果がありそうな気がしますよね。
また、糖質が少なければ普通のパンと比べてカロリーが低いと考えるのも当然のことです。
では低糖質パンは本当にダイエットに効果的なのでしょうか。また普通のパンと比べてカロリーの違いはどれくらいあるのでしょうか。
きっと多くの方が気になっているこの疑問について、プロのパン職人の知識も交えながら説明していきますね!
低糖質パンと普通のパンの糖質量とカロリー比較
低糖質パンと普通のパンの糖質量とカロリーの比較をしていくにあたり、まず断っておかないといけないことがあります。
それはパンはお店(メーカー)ごとに配合が違うため、一概に「これだけ違いがある」とは言えないということです。
ですがおおよその違いは分かってもらえると思うので、参考程度に知っておいてもらえればと思います。
今回の比較には、低糖質パンはこちらのサイト で販売されている「低糖質ふすま粉食パン 」を、普通のパンには「日本食品標準成分表2015(七訂)追補2017」の食パンのデータを使います。
糖質量はこれだけ違う
まずは低糖質パンと普通のパンの糖質量の違いです。
- 低糖質パン:5.3g (パン100gあたり)
- 普通のパン:44.3g (パン100gあたり)
こう見ると、低糖質パンの糖質量は普通のパンの約1/8しか糖質量が含まれていないんですね!
約1/8となるとかなり大きな違いですし、これが毎日続くとなると長い目で見れば大きな違いになってきます。
普段からパンを作っている職人として肌で感じることなのですが、パン作りはとても多くの砂糖を使います。
そこまで強い甘味を感じない食パンであっても、実際には多くの砂糖を使っているんです。
さらに菓子パンともなると砂糖の使用量は相当のものです。
パン職人としてこんなことを言うのもなんですが、糖質の摂取量を制限している方はパンを食べる量は気を付けるべきですし、菓子パンに至っては絶対に控えるべきです。
ですがパンは主食ですし、朝食パン派の方にとっては完全にパンを断つのはなかなか難しいですよね。
そういった時に低糖質パンは心強い味方になりますね!
カロリーはこれだけ違う
次は低糖質パンと普通のパンのカロリーの違いを見てみましょう。
- 低糖質パン:233kcal (パン100gあたり)
- 普通のパン:264kcal (パン100gあたり)
低糖質パンのカロリーは普通のパンのカロリーの約88%なんですね。
これを多いと感じるか少ないと感じるかですが、正直なところカロリーに関して言えば大きくは違わないという印象です。
ではなぜ低糖質パンの糖質は普通のパンの糖質の約1/8なのに、カロリーに大きな違いが出てこないのでしょうか。
それは脂質の量に原因があります。
低糖質パンと普通のパンの脂質を見比べてみましょう。
- 低糖質パン:12.7g (パン100gあたり)
- 普通のパン:4.4g (パン100gあたり)
見てもらえれば分かる通り、何と低糖質パンの脂質は普通のパンの約3倍も含まれています。
糖質が約1/8なのにも関わらず、カロリーに大きな違いが出なかった理由はここにあります。
ではなぜ低糖質パンの脂質が多いのかというと、おそらく食感やボリュームの改善を狙って油脂を多く配合しているのではないかと思います。
低糖質パンには糖質を控えるために、小麦粉を別の穀物粉(ふすま粉や大豆粉など)に一部置き換えているものがあります。
小麦粉の割合が減れば減るほどパンが膨らむ元になる「グルテン」の量が減るため、パンが膨らみにくく、硬くなってしまいます。
油脂にはパン生地を伸びやすくソフトにする働きがあるため、「膨らみにくく硬くなりやすい」という弱点を持つ低糖質パンには油脂を多く配合しているのだと思います。
低糖質パンはダイエットに効果はあるの?
ここまで低糖質パンの糖質量やカロリーを見てきましたが、果たして低糖質パンはダイエットに効果はあるのでしょうか?
カロリーの面ではそこまで大きな違いはないということはお伝えしましたが、毎日の食事にうまく低糖質パンを活用すればダイエットに効果的だと私は思います。
ポイントはやはり「糖質量」ですね。
普通のパンよりもはるかに少ない糖質量の低糖質パンを日々の食事に取り入れることによって、糖質制限ダイエットを実践することが出来ますよね。
糖質制限ダイエットでは文字通り糖質を制限するわけですが、糖質制限で真っ先に対象になるのは主食であるごはんやパンです。
私自身2年以上糖質制限ダイエットに取り組み、10kg以上のダイエットに成功しましたが、やはりどうしても食べたくなってしまうのがごはんやパンなんですよね。
どうしても食べたい...そんな時にこそ低糖質パンを食べるようにすることで過剰なストレスをため込むことなくダイエットを継続することができると思います。
結果的にダイエットの成功にもつながると思うので、そういう意味でも「低糖質パンはダイエットに効果がある」と言えるのではないかと私は思います!
もちろん、主食以外の食事や運動にも気を付ける必要がありますので、そこはお忘れなく。
低糖質パンに興味があれば、ぜひこちらのショップをチェックしてみて下さい。こだわりを持って低糖質パンを作っているのが伝わってきますよ。